認知症になると、60個位の症状が出ると言われています。このことは脳は、物覚えるという認知機能だけではなく、体へも大きな影響を及ぼすとこ物語っています。
ストレスや老化によっておこる、脳幹の硬化。後頭部がいつも重い、頭痛がするなどと感じ、体の不定愁訴を感じている方は、脳幹が硬くなっている可能性があります。
最近の施術例でも、更年期障害の症状の方が脳幹をほぐすことで、一回の施術で改善された例もあります。脳幹は、後頭骨の内側にあるので、鍼灸や整体・カイロなどの治療では改善できないのです。実際は、施術できない部分ですので、ほとんど説明しないのが実情です。
脳幹をほぐすことで、頭が軽くなるばかりでなく、気分がすっきりしたり、味覚がはっきりする、視覚が明るくなる臭覚が以前よりはっきりわかるなど、五感の改善にもなります。もちろん、血流が良くなるので体が温かくなるなど・・・かなり様々な箇所が改善されます。
やしきたかじんさんが亡くなられ、百田尚樹さんが執筆された殉愛が今注目されています。
たかじんさんは、生前60歳になったら自分は死ぬと言っていたそうです。
しかし、最愛の人さくらさんと出会って、生き続けたいと心境が変わりました。
さくらさんと過ごした期間は、たった2年余りと短く・・・。
たかじんさんは病気になる前、芸能人としては成功していたとおもいますが、
内心は幸せを感じていなかったと思います。
なぜなら今、幸せならそれがずっと続いてほしい、長生きしたいと願うからです。
人間は、生を受けた時から死に対する恐怖感と闘っていると言われています。
その恐怖感から、死を無意識に遠ざける事をします。
その為私は病気にはならない、健康だと信じ込む人が多いです。
しかし病気になり、人生に期限があることを知ると、その恐怖感と共に
残された時間を大切にするようになります。
さくらさんは、親や兄弟以上に看病に心と時間を費やしたそうです。
そして過労・ストレスからくる突発性難聴になり、片方の聴覚を失いました。
32年生きてきて、この2年間は濃密で何事にも代えがたい期間だったと語っています。
人生には必ず終わりがあり、その死を受け入れる事で、今そしてこれからの自分の
生き方を見据え歩んでいくように生き方が変わっていくように思います。
願わくは、そのことを病気になる前に悟ることが必要のように感じます。