施術する上で一番大切なことは、自己健康管理です。施術師が、不健康では良い仕事ができません。これは、精神論を言っている訳ではなく、自分が健康でないと患者様の正確な診断、施術が出来ないということです。
私が施術をしている時、患者様の病んでいる部分と同じ個所が、自分の体に痛みとして感じることがあります。そして、患者様が改善していくと自分の痛みも次第に消えていき、その効果を確認しているのです。
しかし、自分が元々胃の調子が悪いとその部分に痛みがくるので、正確な施術効果を検証できないということになってしまうのです。
人の身体に触れる職業の方は、特にその部分を気にしなくてはなりません。これは、人の気を受けてしまうということは、誰でも起こり得ることだからです。
また、癌を患ったまま施術を続けた先輩がいましたが、次第に気の能力が劣って行き、十分に満足させる施術が出来なっかったという話も聞きました。
整体師の方で、中々仕事の成果の上がらないという悩みを持っている人の話も聞きましたが、その人も酷い肩こりの状態で仕事をしているので、満足させる仕事ができないのでしょう。
自己健康管理で、寝る前と起床時で2時間位、自分の体をチェックし施術をしています。以前あまりに疲れたので、寝る前の施術を怠ったところ朝起きた時、体がとても重く感じたことがありました。それ以来、自己健康管理の重要性を実感し、自分の体を守る上でも欠かせない習慣となっています。